「わくわくリストをつくろう」で育まれる力とは

スワールキッズでは、子どもたちが

「自分の気持ちに気づき、表現できる力」

を育てることを大切にしています。

今回の「わくわくリストをつくろう」は、

子どもたちが自分の“好き”や“嬉しい”や“落ち着く”を見つめ、

自分自身を知っていく時間です。

「わたしは何をすると嬉しいんだろう」

「どんな時にほっとするんだろう」

そんなことを一つひとつ考えていくことは、

子どもたちにとって

“わたしの説明書”をつくる第一歩

になります。

この「わくわくリスト」は、

子どもが

「わたしはこういう人です」

と、自分のことを少しずつ言葉にしていくための大切な土台です。

自分を知ることは、

将来の進路選択や人との関わりの中で、

「自分らしく生きる力」

につながっていきます。

スワールキッズが育みたいのは、

ポータブルスキルのひとつである自己理解

自分の気持ちや特性に気づき、

**「わたしはこう願う」**と表現できる力です。

このプログラムは、

その力を育てていくための大切な一歩だと考えています。


目次

「わくわくリスト」で期待される効果

では、この活動を通して、子どもたちにはどのような力が育まれていくのでしょうか。

1.将来の自立に向けた効果

まず大きいのは、自己理解の促進です。

「何が自分を元気にするのか」

「どんなことで落ち着けるのか」

を言葉にしておくことで、子どもたちは少しずつ

自分の気持ちを自分で整える土台

を身につけていきます。

また、

「これが自分にとって大切」

「自分はこうしてほしい」

と伝える力は、支援要請や自己決定の第一歩です。

将来、社会の中で生活していくうえで、

自分のニーズを伝えられることは、

自立した生活を支える大切な力になります。

さらに、気持ちが落ち込んだときや不安定になったときに、

リストを見返すことで、

自分で気持ちを立て直すきっかけを持つことができます。

これは、

再び立ち上がる力(レジリエンス)

を育てることにもつながっていきます。


2.QOL(生活の質)への影響

「自分はこういうことが好き」

「こういう時に気持ちが落ち着く」

そうやって自分自身の心地よさを知っていることは、

日々の安心感につながります。

自分の“好き”を確認できることそのものが、

安心や満足感を支える力になります。

また、嬉しい・楽しい経験に目を向ける習慣は、

ストレスへの耐性だけでなく、

人生全体の満足度にも影響していきます。


3.二次障害の予防との関わり

子どもたちは日々の中で、

うまくいかない経験やストレスにも向き合っています。

そんなときに、

「自分にはこれがある」

「これをすれば落ち着ける」

という手段を持っていることは、

自己肯定感を守る大切な支えになります。

また、感情が乱れたときに

リストを見返すことで、

気持ちを切り替える具体的な方法を持てるようになります。

これは、

情緒の安定を支えるスキルとしても大きな意味を持っています。


4.他者に自分を伝えるツールとして

わくわくリストは、子ども自身のためだけでなく、

周囲の大人がその子を理解するためのツールにもなります。

学校の先生や新しい支援者に対して、

「何をすると落ち着くか」

「どんなことが好きか」

を伝えることで、

その子に合った関わりが生まれやすくなります。

これは、

安心して過ごせる環境づくりにもつながります。


5.SSTとしてのねらい

この活動には、スワールキッズが大切にしている力が詰まっています。

・自己理解(自分の内面に気づく)

・自己調整(感情を整える方法を持つ)

・自己表現(自分の気持ちを伝える)

・自己決定(自分の選択を大切にする)

これらはすべて、

将来にわたって活かされる

ポータブルスキルです。


「わくわくリスト」と「わたしの説明書」

「わくわくリスト」は、

“わたしの説明書”の一部です。

そしてこの“わたしの説明書”は、

不安なときに自分を支えてくれる

お守りであり、

新しい環境や人との関わりの中で

「わたしはこういう人です」と伝えるための

パスポートでもあります。


今後の取り組み

わくわくリストは、一度作って終わりではありません。

好きなことや安心できることは、

成長とともに変化していきます。

スワールキッズでは、

・定期的な見直しや更新

・カード化して持ち歩ける工夫

・ご家庭との共有

を通して、

このリストを日常の中で活かせる形にしていきます。

子どもたちにとって、

“自分を知るアルバム”のように

積み重なっていくことを大切にしています。


最後に

この「わくわくリストをつくろう」は、

単なる活動ではありません。

それは、子どもたちが

・自分の気持ちに気づき

・自分の安心を知り

・自分の願いを言葉にし

・自分らしく生きていく

そのための土台をつくる取り組みです。

スワールキッズではこれからも、

子どもたち一人ひとりの

「自分らしさ」を大切にしながら、

丁寧に支援を重ねていきます。

保護者の皆さまへ

ご家庭でもぜひ、

「どんなとき楽しかった?」

「最近うれしかったことある?」

と、子どもたちの“わくわく”を聞いてみてください。

その一つひとつの言葉が、

子どもたちにとって

自分を知る大切なヒントになっていきます。

スワールキッズではこれからも、

子どもたちが自分の気持ちに気づき、

安心して表現できる時間を大切にしていきます。

ご家庭と一緒に、

子どもたちの「自分らしさ」を育んでいけたら嬉しいです。

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