SST「スワールってこんなところ」を行いました

SST「スワールってこんなところ」の活動紹介。子どもたちが「友達」「挑戦」「安心」「成長」「料理」「ルール」「協力」「気持ち」「遊び」などのカードを使い、自分にとってスワールがどんな場所かを考えて言葉にした様子をまとめた画像。

今回のSSTでは、事業所で作成したカードゲームを使って、

「自分にとってスワールはどんなところだろう?」

を子どもたち自身に考えてもらいました。

カードには「友達」「挑戦」「安心」「成長」「料理」「ルール」「協力」「気持ち」「遊び」など、さまざまな言葉が書かれています。

その言葉を手がかりに、

「スワールは友達と遊ぶところ」
「料理に挑戦するところ」
「苦手なことを頑張るところ」
「安心できるところ」
「気持ちを切り替えるところ」

など、自分が実際に経験した出来事を思い出しながら言葉にしていきました。


目次

今回の活動で大切にしたのは、先生が求める“正解”を答えることではありません。

「楽しい」「好き」といった気持ちだけでなく、

「勉強は嫌だな」
「まだ遊びたかったのに、次の活動に移るのは嫌だった」
「プログラムをしたくない時もある」
「苦手なこともある」
「うまく言葉にできない」

といった気持ちも、その子にとって大切な答えとして受け止めました。

答えが思いつかない時にはカードを交換したり、友達の意見に「同じ考えです」と意思表示したり、友達にヒントをもらったりする方法も用意しました。

自分だけで答えることだけを目標にせず、困った時に自分に合った方法を選んで参加することも大切な経験としています。


子どもたちの様子

実際の活動では、とても多様な言葉が出てきました。

「友達ができるところ」「みんなで笑顔になるところ」「料理をするところ」「いろんな体験ができるところ」といった楽しい経験を挙げる子がいる一方、「苦手なことに挑戦するところ」「勉強を頑張るところ」「気持ちを切り替えるところ」「失敗から学ぶところ」と、自分が努力していることに目を向ける子もいました。

「先生と話した時に安心する」「最初は緊張していたけど、みんなが優しいから少しずつ素を出せるようになった」「学校では話せないようなことも、ここでは話せる」と、スワールでの安心感について言葉にする姿も見られました。

また、自分自身の変化について、

「前はゲームで負けると泣いていたけど、泣かなくなった」
「できない時に怒っていたけど、できるようになるとイライラしなくなってきた」
「前より自分の意見を大切にできるようになった」
「以前より一人でできることが増えた」

など、これまでの自分と現在の自分を比べながら話す子もいました。


一方で、すぐに言葉が出てくる子ばかりではありませんでした。

カードを見てもなかなか考えがまとまらなかったり、みんなの前では答えにくかったり、質問されても言葉が止まってしまったりする姿もありました。

その場合は無理に答えを求めず、別室で一対一で考えたり、カードを交換したり、友達の言葉をヒントにしたりしながら参加しています。

また、

「遊びから次の活動に移る時は、まだ続けたいので“早い”と思う」
「切り替えなければいけない時は、ちょっとモヤモヤする」
「プログラムはしたくない時もあるけど、終わると楽しかったと思える」
「スワールに行きたくない、勉強が嫌だと感じることもある」

など、決して前向きな言葉だけではない、本音も聞かれました。


こうした言葉も、私たちはとても大切にしています。

「嫌だと思ってはいけない」のではなく、

自分が何を嫌だと感じているのか、どんな時にしんどいのか、どうしたら少し取り組みやすくなるのかを自分で知り、周りに伝えられることも大切な力だからです。

活動を重ねた子どもたちには、みんなから出た「スワールってこんなところ」のカードを分類する活動にも挑戦してもらいました。

自分一人で考える姿、友達に「これはここでいい?」と尋ねる姿、相手の意見を聞いて分類を変える姿なども見られ、自然な形で相談や合意形成の経験につながりました。


今回のSSTでは、子どもたちから本当にさまざまな「スワール」が出てきました。

楽しいところ。
友達がいるところ。
頑張るところ。
安心するところ。
嫌だなと思うこともあるところ。
失敗したり、できるようになったりするところ。

どの言葉も、その子が実際にスワールで過ごしてきたからこそ出てきた、大切な言葉だと考えています。

これからも、一人ひとりが自分の気持ちや考えに気づき、自分に合った方法で周りに伝えられる経験を積み重ねていきたいと思います。


すぐに言葉にできなくても大丈夫です。

考える時間が必要な時、誰かの力を借りたい時、うまく伝えられない時もあります。

そんな時に、

「どうしたら伝えられるかな」
「誰に助けてもらおうかな」

と、自分に合った方法を少しずつ見つけていくことも、私たちが大切にしている学びの一つです。

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